『もっとスッキリとしたシンプルな暮らしがしたい!!』という憧れは強いのですが、シンプルとは程遠い現実が我が家にはあります。
- 片付け・断捨離が苦手
- 基本的に机の上がゴチャッとしがち
- とりあえず引き出しに詰め込んでおく
- もっと物を減らしたい気持ちだけが年々増している
おおまかにこんな感じです。
断捨離や整理整頓の一助として『手ぶらで生きる。』という本を手にしたのですが、内容はミニマリストとしてのマインドや生き方に言及している本でいわゆる”お片付け術”が載っているものではありませんでした。
本来、求めていた内容ではなかったものの『こんな考え方もあるのか』と驚かされることが沢山あったので、私の意見も交えつつ共感できたことや新たな発見となったことをいくつかご紹介したいと思います。

いきなりですが、、、
この本少々ぶっ飛んでおります!!笑
著者であるしぶさんは
・寝具を使うことなく床で寝る
・冷蔵庫は持たない
など究極とも言えるほど『シンプルに暮らす』を徹底しています。
実践できないことも多かったのですが
『スーパーを冷蔵庫に』
『ジムを銭湯に』
『コンビニを宅配ボックスに』
という発想の転換は、斬新で面白いなと感じました。
最小限のお金で生きて、
引用:手ぶらで生きる。
最大限の自由を手にする
『物では幸せになれない』というメッセージが強い本書ですが、必要最小限で暮らす彼はお金の不安やストレスとは無縁の生活を送っているそうです。

将来の金銭面を考えるとどうしても不安がついて回るアラフォーシングルマザーの私としては、興味深い★
小さい家に住む
著者のしぶさんは4畳半のワンルーム(2万円)で一般的な家具や家電のない暮らしを実践しています。
著者が手放したもの
・冷蔵庫
・テレビ
・テーブル
・ベッド
これらを全て手放すというのは現実的ではないですが、物を減らして居住スペースを今より小さくする事で
- 家賃が抑えられる
- 掃除をする範囲が減る
という点はとても理にかなってるなと思いました。
ただ漠然と『物を減らしたい』だけより、
家賃が安いところに引っ越すぞ!
掃除や片付けの手間を減らすぞ!
みたいに具体的な目的を持つと、断捨離のモチベーションも上がりそうです!

家具家電はおろかちょっとしたモノでも『手放す・捨てる』ことが苦手な私…
久々のメルカリが利用しやすくなっていたので少ーしづつ手放してってるよ★
テレビを持たない
最近ではテレビを見ない人が徐々に増えつつある印象です。
私自身、昔に比べてテレビを観る機会はかなり減りました。
お皿洗いやお風呂に入るのを後回しにしてダラダラと見続けてしまうことが多かったので、テレビを持たない方が何かとはかどるなぁと感じます。
娘がテレビ大好きっ子なので処分まではしませんが、最近では大きいテレビの必要性を全く感じなくなってしまいました。
我が家では持ち運び可能な小型テレビ『プライベートビエラ』で充分ということが判明。
冷蔵庫を持たない
冷蔵庫を持たないというのはかなり衝撃です。
保存が効かないので毎日スーパーで買い物をするそうですが、これを実践できるシングルマザーはおそらくいないでしょう。笑
手離すことはしませんが、『冷蔵庫のサイズってこんなに大きい必要あるっけ?』と思うようになりました。
娘と2人暮らしの我が家では355Lの冷蔵庫を使っていますが、けっこうスペースをもてあましています。
結局今のサイズに落ち着くという結果になりましたが、今よりミニマムサイズのコスパ良い冷蔵庫を探してみたりもしました。
1ヶ月に必要な生活費を把握する

著者のしぶさんは月7万円あれば暮らせるそうです。
なかなかビックリですが『月に7万円稼げば十分に生きられる』という目安ができたことで漠然としたお金の不安から自由になれたのだとか。
一応私も生活費を把握してみたのですが、これから訪れる『子供の教育資金・親の介護費用』は予測がしづらく不安が拭い切れないなぁというのが正直なところです。
消費する側から、生産する側にまわる
休みの日になんとなくショッピングモールへ行き『何か買い物しようかな〜』とブラブラするのは誰でも経験があるかと思います。
著者いわく、こういった時は
ただ消費すること
が目的になっているのだとか。
特別欲しいわけでもないのに”いつも仕事頑張ってる自分へのご褒美”といってついつい買ってしまうなんてことはよくありがちです。
それがダメなわけではないけど、あまり思い入れのない物が自宅を占領していくと考えたらなんとなくでショッピングする習慣は断ち切る方が賢明な気がします。←いざ手放すとなるとそれはそれで苦労するし
物の消費でストレスを発散させる状況から抜け出すには
生産する側にまわるのが効果的
とのこと。
・SNSで趣味の文章や画像を発信する
・本や映画の感想をブログに書く
・料理を作ってふるまう

ブログを始めるようになって時間の過ごし方はすごく変わったなと思う!
元々浪費家ではないからモノの消費については微減だけど、ウインドウショッピング的なことで時間を消費することはけっこう減ったかなぁ〜
『1日1食』で生活する
これまた極端ではあります。
本来、人間は『飢餓に強く、飽食に弱い』生き物らしいのです。
昔は1日2食が普通であって3食になったのは近年のこと。
食べ過ぎにより肥満や糖尿病等の病気が増えたとも言えるようです。
1日2食生活なら私も実践しているので3食は食べ過ぎというのは身をもって実感しています。
こればかりは人によると思うので、
『ご飯は3食とらなくてはいけないもの』
とは別の概念もあるんだと頭の片隅に入れておくだけで良いかもしれません。

最近は断食がちょっとしたブームになってる★
時間を生み出すツールに投資する
必要最小限のものしか持たないしぶさんですが、時短に繋がるものは躊躇なく増やすそうです。
その代表的なものは、
・洗濯乾燥機
・お掃除ロボット
・食洗機
・無洗米
実際に私もお掃除ロボットを使用していますが楽ちん&時間の有効活用ができるのでとても重宝しています。
他にも『家事が苦手な人は家事代行』、『掃除が苦手な人は掃除代行』を活用するなんて方法もあります。
『健康』は何よりの資産である

お金はすごく大事なものだけど、時間はそれ以上に大事であるとは有名な話。
何故なら時間は1日24時間と決まっているし、どれほどお金を費やしても24時間が48時間に増えることはありません。
私自身、お金持ちになりたいという願望はそれほど強くないのに対し、時間持ちになりたい!という願望は強めです。
セミリタイアを目指してるのも自分時間をしっかり確保したいからかもしれません。
ですがどんなに時間があっても寝たきりや病気がちであれば本末転倒なことを本書で再確認しました。
病気することなく過ごしていると『健康』に関して見落としがちになりますが、
目に見えないからこそ
気をつけなくてはいけないな
と改めて思いました。
・ストレスを溜めない
・睡眠をよくとる
・バランスの良い食事
・適度な運動
・歯周病予防をする
昔からよく言われている当たり前のことばかりだけれど、結局はこういうことを意識して過ごすのが1番のようです。
『健康を犠牲にして時間を確保する』のは近道のようで遠回りだ。健康に関しては、効率度外視でいこう。
引用:手ぶらで生きる。
『物』ではなく『経験』を資産にする

ミニマリストの間で重視されている考え方のひとつに『物より経験』というものがある。
引用:手ぶらで生きる。
物を買ってもその瞬間しか満足感を得られることができないが、旅や読書からの学びなど、得た経験は自分の中に一生残り続けるから満足度が高い。
『物より経験』はとっても大切にしている価値観のひとつです。
自分のお気に入りに囲まれて生活することももちろん好きなのですが、物はある程度厳選してシンプルに。←というのが理想
あとは経験することに重点をおきたい。
子育てにおいてもこの考えが突出しています。

物を買い与えるより経験になることを優先させたい!!
最近は特に旅行やアクティビティに重きを置いてる★
自分にとって『価値のあるもの』を大切に
著者のしぶさんは『生活費1年分があればお金は特に必要ない』との考えから、60万円以上の貯金はしないそうです。
生活費1年分では不安で夜も眠れなくなると思うので、私には考えられません。
良くも悪くも自分にはない思考に触れられるので、この本を通してどういったことが許容できてどういったことが許容できないのかを自分なりに改めて考えることができました。
節約やミニマル生活もやり過ぎるとビンボー臭くなったり心が貧しくなるので、やりすぎないちょうど良い範囲(家庭がある場合は家族がちょうど良い範囲)を知っておくのは大事なことだなと思いました。
自分にとって必要なものと不必要なものをきちんと考え、『価値のあるもの』を大切にする
これを突き詰めながら『シンプルな暮らし』を実現していきたいです。
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